こんにちは!裁量トレーダーのまさです!
今日もFXの勉強をしていきましょー!
今回のテーマは「期待値」についてです!
為替の相場を完璧に予想することはだれにもできませんので、FXは「確率のゲーム」と言われたりもします。
私たちトレーダーはそのような不確実性の多い世界で自分のトレードスタイル(トレードのルール)を信じて戦わなければなりません。
ですが、もしもそのトレードスタイルがその相場に合っていなかったり、そもそも優位性の低いトレードスタイルだったりすると、そのままトレードを続けていたら自分の資産を減らしてしまうことになります。
「期待値」はあなたのトレードスタイルが優位性の高いものかどうかを判断する指標になります。
この記事では、そのような期待値の計算方法や考え方を徹底解説します。
期待値の概念を知っているということはFXの世界においては非常に有利ですので、この記事を読んでしっかりと知識を身につけるようにしてくださいね。
ということで早速始めていきます!
FXにおける期待値とは
まず初めに、期待値の定義を示すとこのようになります↓
トレード1回辺りの平均的な損益
要するに、1回のトレードでどのくらい儲ける可能性があるのか(または損する可能性があるのか)を数値で表したものを「期待値」と言います。
その計算式は次のようになっております↓
期待値を損益の金額で表す場合
期待値(損益)=
(勝率×平均利益)ー{(1-勝率)×平均損失)}
期待値を値幅(pips)で表す場合
期待値(値幅)=
(勝率×利益の平均値幅)ー{(1-勝率)×損失の平均値幅)}
いくつか計算例を示してみますので、みなさんも実際に計算してみてください。
この場合は、1トレード当たりの期待値は2,000円となるので、トレードを繰り返すことで平均して2,000円ずつ資産が増えていきます。
この場合は、1トレード当たりの期待値は-2,000円となるので、トレードを繰り返すことで平均して2,000円ずつ資産が減少していってしまいます。
この場合は、1トレード当たりの期待値は50pipsとなるので、トレードを繰り返すことで平均して50pipsの利益となります。
この場合は、1トレード当たりの期待値は-20pipsとなるので、トレードを繰り返すことで平均して20pipsの損失となります。

期待値が表す意味
期待値の計算方法はわかりましたか?
期待値を計算してみると、期待値がプラスになる場合とマイナスになる場合がありましたね。
それぞれの意味をまとめるとこうです。
・期待値がプラス
期待値がプラスということは、「トレードを繰り返せば繰り返すほど資産が増えていく」ことを意味します。
・期待値がマイナス
期待値がマイナスということは「トレードを繰り返せば繰り返すほど資産は減っていく」ことを意味します。
それぞれを図で示すとこんな感じです↓

要するに、期待値がプラスのトレードを繰り返せば資産は増えていきますし、期待値がマイナスのトレードを繰り返せば資産は減少していってしまいます。
なので、期待値は「このままトレードを繰り返してもよいのか、改善した方がよいのか」の判断の指標になります。
繰り返す過程で連勝、連敗も起こりますが、期待値がプラスで大数の法則が作用するときは結果として大きな利益を生み出します。
重要なのは、期待値がプラスのルールをその通りに行うことで、大数の法則が作用するようにトレードを行うことです。
もしも、そのときどきで判断基準やエントリールール、エグジットルールなどを変えてしまうと、それは別のルールとなりますので大数の法則は作用しなくなってしまいます。
「期待値がプラスになるルールで淡々とトレードを繰り返す」
これがFXでトータルで勝つための秘訣です。

まとめ
まとめです。
今回の記事では「期待値」について解説しました。
トレード1回辺りの平均的な損益
期待値の計算方法はわかるまでなんども読み返すようにしてくださいね。
期待値がプラスのトレードを繰り返せば資産は増えていきますし、期待値がマイナスのトレードを繰り返せば資産は減っていきます。
重要なのは大数の法則が作用するように、期待値がプラスになるルールのトレードを淡々と繰り返すことでしたね。
そうすることで、自然と利益は残るようになります。
「期待値がプラスになるルールはどうやって作ればいいんですか~!」という声が聞こえてきそうですが、それは僕のブログを読み続けていただければあなた自身で作ることができるようになるはずです。
僕はそのための情報をこれからも発信し続けていきます!
ということで、今回はここまでにしたいと思います。
以上、皆さんの参考になればうれしいです。
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それでは~!
