こんにちは!裁量トレーダーのまさです!
突然ですが、みなさんは「資金管理とは何ですか?」と聞かれたときにはっきりと答えることができますか?
いろんなFX関連のサイトで「資金管理は大切だ、資金管理には気をつけましょう」という言葉を目にするので、みなさんのなかにも資金管理は大切だという認識はあると思います。
ですが、「資金管理は大切だ」という言葉ばかりで、資金管理について具体的に説明しているサイトを僕は見たことがありません。
「わかっているようで、よくわからない」、それが皆さんにとっての資金管理の認識だと思います。
ということで、今回は「資金管理の本当の意味とその重要性」について解説していきたいと思います!
僕は資金管理スキルを身につけたことで月収100万円以上を稼ぐトレーダーになることができました。
僕のトレードスタイルの軸となるのはまさにこの「資金管理」です。
資金管理スキルを身につけるということは間違いなく成功への近道です!
みなさんが遠回りしないためにも、資金管理を正しく理解するようにしてくださいね。
資金管理の定義
僕なりに資金管理を定義すると、
資金管理とはトレードそのものである
となります。
なぜなら、
トレードをするということは、資金管理をする
ということだからです。
いきなり訳のわからないことを言われて、皆さんを混乱させてしまったかもしれません。
トレーダーは皆、気付かないうちに資金管理をしている
僕たちトレーダーは例外なく次のことをしています。
- ポジションサイズを決める
- レバレッジを決める
- ストップ(損切り注文)を置くか、置かないかを決める
- 損切りや利食いの判断をする
意識しているか、していないかの違いはあると思いますが、みなさんもFXのトレードをするときにこれらのことをやっていますよね?
「そんなの当たり前じゃないか」と思われるかもしれません。
実は、これらは全て資金管理の要素なんです。
つまり、FXのトレーダーは皆、気付かないうちに資金管理をしているということです。
FXを取り巻く環境は外部要因と内部要因に分けられる
FXを取り巻く環境は外部要因と内部要因の2つに分けられます。
FXにおける外部要因
外部要因とは外部環境のことで、相場の値動きやチャートパターンのことを指します。
相場そのものなので私たち自身ではコントロールすることはできません。
(ただし、通貨ペアや時間軸の選択、トレードをするかしないかの判断はできます。)
また、外部要因は「テクニカル分析」の領域でもあります。
FXにおける内部要因
それに対して、内部要因とは自分の行動を指します。
ポジションサイズやレバレッジを決めてエントリーを行い、利益確定(またはロスカット)を行うといった、トレードにおける全ての行動パターン、一つひとつの考え方やプロセスを内部要因と言います。
自分自身の行動なので内部要因は私たち自身でコントロールすることができます。
内部要因は「資金管理」の領域です。
FXの大部分は内部要因(資金管理)が占めている
以上を図で示すとこんな感じです↓

テクニカルの領域では
- 通貨ペアや時間軸の選択
- チャート分析
- トレードをするかしないかの判断
を行います。
それ以降は資金管理の領域となります。
資金管理の領域で行うのは次の通りです↓
- リスク許容を決める
- ポジションサイズを決める
- レバレッジを決める
- 平均コストを計算する
- リスクリワードを計算する
- 期待値を計算する
- 勝率を高める
- 大数の法則を利用する
- 注文をする(成行・指値・逆指値)
- 決済する(利益確定・ロスカット)
このことから、FXの大半は内部要因(資金管理)が占めていることがわかってもらえると思います。
ほとんどの人は、このような『テクニカル』と『資金管理』の区別がついていないと思います。
「テクニカルと資金管理は違うものだ」ということは、しっかりと認識するようにしてくださいね。
資金管理の4大要素
続いて、資金管理の4大要素についてお伝えしたいと思います。
それは次の4つです↓
- リスク許容
- 勝率
- ロスカット
- リスクリワード
①リスク許容
『リスク許容』とは証拠金に対してどれだけのリスクを許容してトレードするかを決めるということです。
リスク許容が決まらないとポジションサイズも決まりません。
また、適正なポジションサイズが決まらないと適せなレバレッジも決まりません。
リスク許容を決めずにトレードをすると破産する可能性が非常に高まります。
②勝率
例えば、コイントスやサイコロを判断基準としたトレードでは、大数の法則により勝率は50%に収束するので、勝つことはできません(良くても、プラマイゼロ)
このような状態ではリスクリワードを良くして勝つしかありません。
勝率を高めることで、より利益が残る可能性が高くなります。
③ロスカット
ストップ(損切りの注文)を置くことで、自動でロスカットしてくれるので、損失の拡大を防ぐことができます。
④リスクリワード
ストップとリミット(利益確定の注文)の値幅からリスクリワードの高いトレードを狙うことができます。
資金管理の4大要素がバランスよく保たれるときに利益が残る
これら4つの要素がバランスよく保たれるときに利益が残ります。
FXで破産してしまう人や、トレードがうまくいっていない人のほとんどはこれら4つの要素のどれかに問題を抱えている可能性が高いです(もしかしたら4つの要素全てかもしれません)。
資金管理はトレードで勝つための前提条件です。
これは「守り」ではなく「攻め」の考え方です。
本来、トレードとは4つの要素を循環させながら利益を残していくものです。
このことを知らないと、テクニカルさえ知っていれば勝てると考えるテクニカル信者になってしまいます。
もちろん、「テクニカルがまったく必要ない」と言っているわけではありません。
「資金管理がベースとなり、その上にテクニカルを積み上げていくイメージ」だと考えてください。

これが、『勝てるトレード』の考え方です。
資金管理の4大要素を身につければ、どんなテクニカルを使っても勝てるはずです。
トレードを学ぶ=資金管理を学ぶ
以上、資金管理の本当の意味とその重要性は分かってもらえましたか?
トレードを始めるということは資金管理を始めるということです。
また、トレードを学ぶということは資金管理を学ぶということでもあります。
まだトレードで思うような成果を出せていないという人は「トレードをしている=資金管理をしている」ということを意識するようにしてみてください。
まずは「資金管理はトレードそのもの」と自覚することが資金管理を学び始める第一歩となります。
まとめ
今回の記事のまとめです。
今回の記事では、「資金管理の本当の意味とその重要性」について、解説しました。
資金管理の定義はこれです↓
資金管理とはトレードそのものである
FXを取り巻く環境は下記の2つに分けることができます。
外部要因(テクニカル分析)・・・コントロール不可能
内部要因(資金管理)・・・コントロール可能
FXのトレードの大半は内部要因(資金管理)が占めていることがわかってもらえたと思います。
そして、資金管理の4大要素は次の4つです↓
- リスク許容
- 勝率
- ロスカット
- リスクリワード
これら4つの要素がバランスよく循環することによって利益を残すことができるようになります。
FXで稼げるようになりたいのであれば、まずは資金管理という土台をしっかりと固めてることに重点を置くようにしてくださいね。
テクニカルを学ぶのはそれからでも遅くはありません。
資金管理の本当の意味を知らなったという人は、これからは「資金管理はトレードそのもの」という自覚をもって、トレードを行うようにしてくださいね。
具体的な資金管理の方法など、資金管理に関する情報は今後も発信し続けていきます!
ということで、今回はここまでにしたいと思います。
以上、皆さんの参考になればうれしいです。
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それでは~!
